March 06, 2012

不純な動機

 中学3年生になると,突然ボランティア活動をやり始める生徒がいるという。「という」というのは,実は私が関わってきた生徒の中にはあまりそういう生徒がいなかったからなのだが,でも中にはそういう生徒もいるのだろう。
 突然ボランティア活動を始めるのは,もちろん,高校入試のための内申書をよくしたいからだ。いわゆる「内申点を上げたい」ということだ。
 入試のためにボランティア活動をやるというのは動機が不純だと,批判する人がいる。もっともだと思う。私利私欲のためにボランティア活動をやるのは,日本人の美徳に反している。
 でも,どんなに動機が不純であったとしても,お年寄りの手を引いてあげることは,何もしないことに比べればやっぱり良いことだと思うのだ。

 島田市ががれきを受け入れるのは,桜井市長の私利私欲のためだと反対する人がいる。島田市ががれきを受け入れると,どうして桜井市長個人の利益になるのか,焼却場を管理運営しているのが桜井市長の関わる会社なのか,そのへんの詳しいことはよく知らない。
 でも,たとえそれが私利私欲のためだったとしても,全国に先駆けてがれき受け入れを始めたのは,もっと評価されてもいいのじゃないかと思う。どんなに動機が不純だったとしても,何もしないよりずっとましだと思うのだ。

 このところ,マスコミの報道ががれき受け入れを後押しするような方向に動いてきている。がれきからの放射線量がほとんど問題にならないこと,東北地方にはそれこそがれきが山積みになっている様子などが,報道されるようになってきた。
 ひょっとすると,どこかで世論を操作しようという力が働いているのかもしれない。でも,東北地方の人たちががれきの山の中で途方に暮れていることは事実なのだし,そのがれきをどこかが受け入れてあげなければにっちもさっちも行かないことも事実なのだし,島田市にがれきを受け入れる能力があることも事実なのだ。

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March 03, 2012

三たび「広報しまだ」

 今月の広報しまだも,またがれき受け入れについての賛成・反対メールが掲載されている。
 最初のメールは,中学生からのもの。それも,かなりの長文だ。

「自分も何か行動を起こそうと思いメッセージを送らせていただきました」
「風評被害も,以前掲載されていた意見にもあったように,解決するのは決して『不可能』ではないと思います」
「被災地の方たちに比べたら,本当に幸せな生活をしていると思います。そんな私たちが助けてあげるべきではないのでしょうか。いや,助けなければならないと思います」

 中学生の言葉は,慈愛に満ちている。

 それに対して,反対メールは,

「どのように安全に焼却処理するのですか。説明してください」
(説明できるわけないでしょうと言わんばかりの言い方)

「私は名古屋在住ですが静岡で瓦礫を受け入れられたのでは,はっきり言って迷惑です。市民のみならず他県にも迷惑がかかるのか分かっていますか?」
(なぜ島田が受け入れると,名古屋が迷惑するのだろうか。島田が受け入れると,名古屋も受け入れざるを得なくなるから?)

「島田市が瓦礫を受け入れるならば,二度と静岡で生産・製造されたものは買いませんし,旅行にも二度と行きません」
(ありがたいことだと思う。この人に旅行に来られたのでは,静岡がけがれる)

 前回も書いたが,なぜ反対派の人の言葉はこんなにトゲがあるのだろうか。このようなトゲのある言い方を,どこで身につけたのだろうか。
 「Bushido」は,すでに絶滅してしまったのだろうか。

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February 21, 2012

がれき焼却灰の放射性物質(2)

 報道によれば,試験焼却したがれきの灰の放射セシウム濃度は,1キロあたり64ベクレル,灰周辺の放射線の空間線量率は毎時0.09マイクロシーベルトということで,どちらも問題ない程度のようだ。
 反対派の勢いも,報道を見る限りでは少し下火になってきたように見える。反対派のある女性は,持参した線量計で測定し,0.09〜0.16マイクロシーベルトという値を得たそうだ。これは,1年間(24時間×365日)浴び続けると約1ミリシーベルトになる値なのだそうで,やっぱり安心できないと言ったそうだ。また,伊太の男性は,がれきには有害な重金属も付着しているので,他の有害物質を検査する意思があるかどうかを問い正す文書を市に提出したという。
 なんだか,「針小棒大」という言葉を連想してしまったのだが,それは私が放射性物質について無知なだけなのだろうか。伊太地区のみなさんは,灰を24時間浴び続けることになるのだろうか。有害な重金属があるというけれど,そういうことを心配し始めたら,他にもっと問題視しなくてはならない環境汚染などがあるのではないのだろうか。
 なんだか,狂牛病の時の異常な騒ぎも思い出した。

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February 20, 2012

がれき焼却灰の放射性物質

 市役所で,震災がれきを試験焼却した灰を公開しているらしい。通常の灰も置いてあって,放射線量を測ることができるのだそうだ。
 放射線量は,結局,基準値以下。というか,通常の一般ゴミを焼却したときと大差ない。
 まあ,当たり前だ。試験焼却する前からそんなことはわかっていた。原発のがれきを焼却しようという話ではないのだ。
 でも,反対派はこれで納得するということはないのだろう。疑ってかかれば焼却灰のそばに置いてある線量計が,正しい値を示しているということもないのだから。

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February 16, 2012

がれき受け入れ,あれやこれや

 がれき受け入れを反対している人たちの言い分を聞いていると,どうやら反対する理由は大きく2つあるようだ。
 1つは,放射線が心配だということ。ただ,反対派の人たちからは,具体的な数値が出てこない。国の言うことは信用できないと言うばかりで,がれきを焼却するとこれだけの放射線が出る恐れがある,あるいはどこぞで実際に焼却灰からこれだけの放射線が出たというようなデータが示されていない。
 2つめは,市長が私腹を肥やすという理由。あの焼却炉って,市の施設ではないのだろうか?あれは市長の親族の会社が運転している焼却炉で,市はいくらかのお金を払ってゴミを処理してもらっているのだろうか。がれきを処理することによって多額の補助金だか費用だかがどこからか支払われるとしても,それがどういうルートで市長や市長の親族の会社に入っていくのだろうか。

 という疑問が以前からあって解決しないので,ふと思いついて,反対派の人たちが立ち上げたサイトがあるんじゃないかと思って検索してみた。
 残念ながら,いまのところ,そういうサイトは見つからないし,上のような疑問に答えているウェブページも見つけられない。
 そのかわりに,Yahoo!知恵袋みたいな掲示板に,島田市のがれき受け入れについての質問が書かれているのをいくつも見つけた。
 こちらでは,もっぱら受け入れ賛成派の人たちの勢いが強い。書き込まれている回答は,ほとんどが受け入れ賛成派の意見ばかりだ。中には,反対派の人たちを「馬鹿者」扱いする書き込みもあって,これではいつぞや書いた岩手県の人たちを誹謗中傷するメールと大差ない。賛成派にも反対派にも,良識を失った人はいるということか。
 ただ,これを見ていると,世の中の圧倒的多数は賛成派なのだろうという気になってくる。反対派の人たちは,島田市民のほとんどが反対している,がれき受け入れ拒否は民意だと主張しているが,実際にはどうなのだろうか。

 いずれにせよ,反対派の人たちのやり方やものの言い方に嫌悪感を抱いている人が多いことは間違いなさそうだ。

23:55:00 | mogura | comments(0) | TrackBacks