February 24, 2006
無駄話オカアチャン
この手の話題は，もういろんな所で出ているのでいまさらという感じがするのだが，それでもやっぱり書いてしまおう。今日の夜は，娘が通うN中学校のPTA委員総会があった。PTAには生活指導部，環境整備部，文化広報部などの委員会があるのだが，それらに所属している委員が全員集まってやる会だ。年に2回開かれる。今日は，年度末なので，事業報告，決算報告が中心。
夜7時からの会合なので，私は定刻の5分ぐらい前に席に着いた。すると，その直後に，私のすぐ後ろの席に2人の母親が座った。このオカアチャン，座る前からずっとおしゃべりをしていた。まあ，総会が始まるまでは，いくらでもしゃべってくれていい。
ところが，このオカアチャン，総会が始まってもまだしゃべっているのだ。それも，普通の声の大きさで。校長が挨拶していても，PTA会長が挨拶していても，事業報告が始まっても，ずっとしゃべり続けていた。それも，普通の声の大きさで。
ちょっと想像してもらいたい。授業中に，休み時間と同じ声の大きさで無駄話をしている生徒を。授業中に無駄話をするときは，ふだんより小さな声でヒソヒソ話すだろう，フツー？このオカアチャン，ふだんしゃべっているのと同じ声の大きさで無駄話をしてたんだよ，あり得る？こういうのって。
そのオカアチャンが座っていたのが私のすぐ後ろの席だったので，マイクで話している校長の声よりそのオカアチャンの声の方が大きく聞こえたのだ，私には。
その話の内容は，PTAの委員選出方法のことなどだったのだが，これがけっこう詳しい話だったので，このオカアチャン，PTAの委員などをけっこう経験しているんじゃないだろうか。
ああ，恐ろしい。こんなオカアチャンがPTAの委員を何度もやっているなんて。
よく「親の顔を見てみたい」という言い方があるが，私はこのオカアチャンの子供を見てみたい。どんな生徒なんだろうか。このオカアチャンと同じように，常識知らずの，自分勝手な，場を状況を感じることのできない無神経星人なのだろうか。いや，ひょっとすると，こんな親を見て育った子供は，むしろしっかりした常識人に育っているのかもしれない。「私は，母のような人間には決してなりなくない」と思っているかもしれない。
総会が終わって，何気なく後ろを振り向いてそのオカアチャンの顔を見てみた。あの町内のお祭りのカレーにヒ素を入れたという容疑で逮捕されている，なんて言ったっけ？あの「ナントカますみ」という人によく似た女だった。面識はなかった。
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