March 11, 2007
まだ風は冷たいか
朝，TBSの「がっちりマンデー」という番組を見たので，今夜の食事は焼き肉になった。焼き肉店に行くのではなく，自宅で焼き肉をやろうというのだ。ところが，焼き肉のたれがほとんど残っていない。ローソンに売っているだろうということで，買いに行ってきた。ローソンは，家から徒歩2分かな。
家の中はけっこう暖かかったので，上着を着ずにトレーナーででかけた。ところが，予想以上に風が冷たく，しかも強かった。
少しの間なら家の中のぬくもりが残っていて我慢できるのだけど，体がだんだん冷えてきて，背筋がぞくっときたらもう終わりだ。あとは，ガタガタ震えていなければならない。
この「ぞくっ」が，私は大嫌いなのだ。真冬に風呂へ入るときも，この「ぞくっ」が来ることがある。
この話は前にも書いた覚えがあるのだが，学生の時，1年ほど下宿していたことがある。大学は県内なので，自宅から通える距離なのだけど，一人暮らしへの憧れもあって，1年だけ下宿したのだ。
で，確か11月の始め頃。下宿のすぐ近くにある自動販売機に，当時けっこうはまっていた缶入りのクリームソーダを買いに行った。自動販売機のボタンを押した瞬間に，風がびゅーっと吹いた。長袖のポロシャツ姿だった私は，この一吹きで一気に体温を奪われて，「ぞくっ」「ガタガタ」となってしまった。
よく冷えた缶入りクリームソーダを持って，走って下宿の部屋まで戻った。まだ暖房器具を用意していなかったので，毛布にくるまって，クリームソーダの缶を見つめながらしばらく震えていた。
なぜか，とても侘びしかった。
今でも，風呂に入るときの「ぞくっ」でさえ，そのときの侘びしさを甦らせる。だから大嫌いなのだ。
幸い，今日は「ぞくっ」の前に帰還することができた。
早く夏が来ないかな。
Comments
般若:
いやー、青春の一ページですね。
もぐらさんはどこに住んでたの?
私は稲妻階段を下って少しいったところでした。
1年だけ。
窓を開けると茶畑。
もぐらさんはどこに住んでたの?
私は稲妻階段を下って少しいったところでした。
1年だけ。
窓を開けると茶畑。
(March 13, 2007 08:17 P)
mogura:
私は，生協下の坂（定年坂）を降りて東名をくぐったところの，「浜田屋」さんでした。
窓をあけると，「片山」のバス停から大学へ歩く学生が見えました。向かいには，できたばかりの「さぼうる」という喫茶店がありました。
私が下宿をやめて自宅通学に戻った理由は，ある日，親が下宿を訪ねてみると，私が散らかった新聞紙の中に埋もれていたので，自宅に連れ帰ったという噂がたちましたが，もちろん違います。実際には，もっといろいろ複雑な事情があったのです。
窓をあけると，「片山」のバス停から大学へ歩く学生が見えました。向かいには，できたばかりの「さぼうる」という喫茶店がありました。
私が下宿をやめて自宅通学に戻った理由は，ある日，親が下宿を訪ねてみると，私が散らかった新聞紙の中に埋もれていたので，自宅に連れ帰ったという噂がたちましたが，もちろん違います。実際には，もっといろいろ複雑な事情があったのです。
(March 14, 2007 01:20 P)
