March 30, 2009
流産させる会
愛知県半田市の中学校で、1年生の男子11名が、妊娠している担任の女性教師に対して「流産させる会」を作り、給食にミョウバンを混ぜたり椅子のねじをゆるめたりする嫌がらせをしたという。なんという行為だろうか。
ミョウバンは食品添加物だし、椅子のねじをゆるめただけで大事故に直結するかどうかはわからないが、「流産させる会」を名乗ってそのような行為をすることは、とうてい許されることではない。「いたずら」とか「嫌がらせ」という表現で報道されていたが、これはそんな軽いレベルのものではなく、明らかな「殺人未遂」ではないのか。胎児に対しても、殺人罪は成立するという判決があったはずだ。
学校は保護者を呼んで指導し、本人たちも反省の態度を示しているというが、どのような指導をしたのだろうか。そして、どのように反省したのだろうか。ガラスを割った程度のレベルで捉えているとしたら、とんでもない話だ。
担任の女性教師は、健康上の被害はなかったようだし、母子とも健康な状態で産休に入ったそうだから、自らその生徒たちを訴えるようなことはしないだろう。でも、その学年の主任や中学校の管理職、その女性教師の夫は黙っているべきではない。
繰り返すが、これは「殺人未遂」なのだ。
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