May 31, 2009

ミュージコ吹奏楽フェスティバル

　今年も、ミュージコ吹奏楽フェスティバルがあった。コンクールとは別の楽しみなイベントだ。中学校に限らず，他校や市民吹奏楽団の演奏を聴くことができるのがいい。
　今年、Ｒ中は出番が3番目だったので、朝、会場入りしたらそのままチューニング、ステージへ出て演奏、その後はひたすら他団体を聴くというパターンだった。
　ＳＳ高校の音づくりはさすが。定時制がある高校なので、部活も夜遅くまでやることはできず、下手をすればＲ中よりも練習時間は少ないのかもしれない。それであのサウンドを作ることができるというのは、吹奏楽の専門家である顧問のＭ先生の指導力なのだろう。
　今年も、私の一番の関心はＨ中の演奏。Ｈ中吹奏楽部とＲ中吹奏楽部は、規模とか環境とかが似ているように思う。だからこそ、お互いの頑張りがお互いを励ますことになるのだろう。
　一つのストーリーにそって曲を演奏していく演出は、顧問のＮ先生ならでは。私にはとてもまねできない。今年は、静岡空港開港がテーマになっていて、2人の男子部員が演じる中学生カップル（1人は女子生徒の格好をしていた）によるＭＣで進行していった。このカップルの会話がなんともほのぼのしていて、Ｈ地区らしさを醸し出していた。
　演奏は、昨年よりまたレベルアップしていたんじゃないだろうか。特に、低音が充実していた。トロンボーン4本に対してホルンは1本と、バランスに苦労していたようだけれど、ユーフォニアムやサックスをうまく使って工夫していけば、いい音で演奏できるようになるだろう。
　私は、1階席の一番後ろの立ち見で聴いていたが、なんだか胸が熱くなってしまった。なぜだろう？Ｈ中の演奏のどこに感動したのだろうか。そんな自問自答をしながら聴いていた。
　Ｈ中吹奏楽部が私の前任であり、私にとって初めての吹奏楽部だということもあるかもしれない。現在のＨ中吹奏楽部の3年生の中に、私がＨＭ小に勤めていたときに教えていた子供たちが何人もいるということもあるのかもしれない。
　でも、それだけではない何かが、Ｈ中の演奏にはあるような気がした。
　Ｈ中の譜面敷には、大きなハートマークが描かれていた。そして、そのハートマークの右下に「伝」の文字。これじゃないかな、一番心に響いたのは。
　ハートマークに「伝」というのは、「心を伝える」ということなのだろうか。Ｈ中の合い言葉は「ＤＡＩＳＵＫＩ」。いい言葉だなと思う。音楽大好き。吹奏楽大好き。仲間大好き。先生大好き。Ｈ中吹奏楽部大好き。そんな気持ちを音に込めて、聴いている人たちに伝えようと、一生懸命演奏していたのだろう。Ｈ中の生徒たちの心に中に、この「ＤＡＩＳＵＫＩ」が育っていて、心を伝えようとする気持ちが育ってきているのだろう。
　そうだよなあ。音楽って、そうでなくちゃ。それが音楽だよなあ、と思いながら演奏を聴いていた。
　このあたりの中学校では、唯一、定期演奏会をやっているＨ中。去年は行けなかったけれど、今年はなんとか時間を作って定期演奏会に行きたいと思った。

Posted by mogura at 11:55 P | from category: Main | TrackBacks
Comments

母＠ばすくら。:

日曜日はお疲れ様でした。
私は去年からＨ中の演奏を聴き始め、3年生が抜けてから、大丈夫か心配になったこともありましたが、今回のミュージコの演奏は私の想像をはるかに超えて上手でした。
それはほかの団体に比べてしまったらまだまだだと思いますが、この何カ月かの成長はものすごいと思いました。
新1年生が入って、2年生も頑張らなければ・・と思ってくれていれば良いのですが。。
7月の合同練習もよろしくお願いいたします。
(June 03, 2009 12:19 P)

メガネ♪:

ミュージコ、お疲れ様でした。
こんなにたくさんH中の評価を
していただきありがとうございます。
私たちの演奏はまだまだですが
先生が感動したと書いてくれたので
少しは伝わる演奏ができていたのか
なあ‐と思うと嬉しかったです！♪☆

R中がコンクールで演奏する
「トム・ティット・トット」は、
私もいい曲だなァと思いました!
コンクールにむけて頑張ってください。
H中もコンクールにむけて頑張ります

R中との合同演奏楽しみにしています♪
(June 05, 2009 07:51 P)
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