May 31, 2010
出征兵士の遺骨、68年ぶりの帰国
今日のYahoo!ニュースの産経新聞の記事。今年3月29日、京都市の井上さん（85歳）のお兄さんである實さんの遺骨が、68年ぶりにもどってきたそうだ。實さんは、昭和17年に入隊、その9ヶ月後にニューギニアで戦士。仲間によって現地に埋葬されたらしい。いっしょに埋めてあったたばこケースに書かれた名前から身元がわかり、DNA鑑定によって實さんであることが確認されたそうだ。
すでに終戦から65年がすぎ、その間に日本も世界も大きく様変わりした。映画「Always 三丁目の夕日」が昔懐かしい日本の良き時代を描いているが、實さんが戦死したのはそれよりもさらに十数年も前のことなのだ。
そして、その遺骨が今年になって帰ってきた。
まだ「戦後」は終わっていないのか。
この68年という時間、現代の日本の状況と「戦死者の遺骨」という２つのもののギャップの大きさ……、軽い眩暈さえ覚える。
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