November 28, 2004
バイオリンの発表会
昨夜，このブログを書こうと思ったのですが，どうしてもログインすることができませんでした。サーバーがダウンしていたのかな。このブログのシステムはまだβバージョンで，12月1日から正式版になります。そのための作業でもしていたのでしょうか。でも，アクセスログを見てみると，昨日はいつもより多い31件のアクセスがあったことになっています。このログ自体が，もう異状なのかな？ま，いいや。とにかく，そんなわけで，昨日の日記はありません。
さて，タイトルの「バイオリンの発表会」。
部活の生徒がバイオリンを習っていることは前に聞いたことがあったのですが，今日，発表会があるというので行ってきました。
ピアノの発表会は，私の子どもがピアノを習っているので何回か行ったことがあるのですが，バイオリンの発表会というのは初めてです。
会場は，「ユーフォニア」。着くと，もう最初の合奏が始まっていました。
合奏の後は，独奏が続きます。私の生徒は，14番目の出演です。
ご存じの方も多いと思いますが，バイオリンという楽器は，初心者が弾くと，ちょっと我慢できないような音が出ます。いかにも金属の線ををひっかいたというような感じの音です。それが，うまくなると深みのあるいい音になるから不思議です。
今日も，小さい子から順に発表していくので，最初の方はいかにも「バイオリンのおけいこ」という感じの演奏が続きました。
で，やっと彼女（部活の生徒）の番です。曲は，プニャーニの「ラルゴ エスプレッシーボ」です。実は，昨夜も夜更かししていたので，それまで半分居眠りしながら聞いていたのですが，彼女の演奏が始まったとたんに眠気が吹き飛んでしまいました。
それまでの出演者とは音色が明らかに違うのです。E線はもちろん，低いG線もたっぷりと鳴っています。「そうだよ。バイオリンの音はこうでなくちゃ」と言いたくなるような音色です。そう言えば，彼女のバイオリン，「オールド」と呼ぶほどではないものの，「新作」ではないようなことを言っていました。けっこう弾き込まれた楽器で，しかも彼女にそれを鳴らすだけの実力が備わっているのでしょう。ピッチもかなり正確です。「エスプレッシーボ」に相応しく，ダイナミクスもうまくつけた，表情豊かな演奏でした。
生のバイオリンの音を心ゆくまで楽しむことができました。
失礼ながら，私の想像をはるかに超えたレベルの高い演奏でした。あんなにうまいのなら，部活で一度弾いてもらえばよかった。
静岡まで出かけていった甲斐がありました。
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